一生ものの時計に必要な事
どうして分解掃除がそこまで重要なのか
オメガの時計は今も昔も変わらず一生ものの宝です。本当に末長く愛用するために必要なのがオーバーホールですが、どうしてオメガの時計にはオーバーホールが必要なのか、まだあまりよく理解していない人もいるのではないでしょうか。オーバーホールというのは定期的におこなう「分解掃除」ですが、時計内部を見たことのある人は、その精密に組み上げられた数多くの部品を目にして驚かれたことでしょう。複雑に組まれた部品数は優に100を超え、それらが常に正しい状態で?み合わなければいけません。オーバーホールをしないまま使っていると、部品どうしの摩擦を避けるための潤滑油が蒸発したり凝固したりして部品が擦れ、破損や精度の低下を招くことになります。オメガの時計はもちろん一定の防水機能がありますが、裏ぶたのパッキンが劣化すれば当初の機能は低下し、内部に水分が侵入するリスクが高くなるのです。オメガは画期的なムーブメントを搭載している時計なので、扱える職人を選ばなければなりません。機械式なら3〜5年に1回、クォーツなら4年に1回のオーバーホールが目安ではありますが、着用時間や使用頻度で状態は変わりますので、不調を感じたらすぐにオーバーホールに出すことが大切です。メーカーに依頼すると費用が高く時間もかかりますので、腕の確かな修理店への依頼を考えるのもひとつの手段です。ただしオメガは卓越した精度を誇るメーカーですので、間違いなく高い技術力を持つ時計修理専門店を選ぶことが重要と言えるでしょう。